「社員満足度を第一にする理由」

語弊を恐れずに言うと、
私は吉田建設という会社において
まず一番に自分が潤っていることが大事だと思っています。

潤うとは、
精神的にも経済的にも満たされている状態です。
自分が荒んでいる状態で社員の皆を潤わすことなどできません。

その上で、社員の皆が潤うことを突き詰めて考えています。

お金に困ってはいないだろうか。
家族との時間を十分に持てているだろうか。
そして、自分の人生に後悔はないだろうか。

本当にしつこいほど『今潤っているか』を確認します。

かつては、お客様満足度を追求していました。
その中で、安く安く仕事を請けることが満足度に繋がると思っていました。
「今は大変だけど、絶対良くなるから。」
そうやって、社員に多くのことを無理強いしていました。

給料、休み、あらゆることを我慢させて無理にでも現場を回して、会社を大きくしたい、そんなことばかり考えていました。
僕自身もすごく我慢していました。
社長は社員に嫌われてなんぼ、お金は無駄に使ってはいけない。
そこには我慢と苦しさしかありませんでした。

皆んなが疲れていました。
離職率も驚くほど高く、10人入ってきて1人残ればいい方だ。
こう自分に言い聞かせていました。
「辞めていくやつは根性がない」と。

でもいつしか、そのやり方に限界を感じ始めました。
僕自身が不幸だったし、関わる社員を不幸にし続けていることに嫌気がさしました。
このままでは、だめだ。

なぜ吉田建設が存在していて、何のために自分は続けているのか、もう一度しっかり考え直すことにしました。

そして、『まず僕を含めた会社の皆の潤い』を最優先することにしました。

それにより辞めたこと。
それは「安請け合い」することです。

言い換えると、
安売りしなくても必要としてもらえるような価値のある仕事をすることを考え始めました。

吉田建設のキャッチコピーは『やっぱ、違うね。』です。

私たちに仕事をお任せしてくださった方が、
「やっぱり、吉田建設は一味違う。」
そう思っていただける仕事を追求することです。

『自分達の潤い』を大事にするために、
他で断られるような難しい足場の現場をしっかり対価をいただいて行うようになりました。

その結果、プロ意識が目に見えて向上していきました。
社員も辞めなくなりました。

「安く請けない」と言い切ることでお叱りを受けたこともあります。
でも「安く請ける」ことの歪みは必ず社員にのしかかります。

社員の心は乾いてしまい、結果的に満足度の低いサービスに繋がってしまうと思っています。

だからこそ、
自分達だからできる事を増やして、しっかり対価をいただける会社であり続けたいと思います。

おかげさまで、
他で困った足場のお仕事を多くいただけるようになってきました。
社員は、家族と一緒にいる時間を作れるようになってきました。
家庭の都合で実家に帰らざるを得なかった社員に皆で会いにいくことができる余裕ができました。

会社は会社のためにあるのではなく、
自分や社員の人生が潤う場所だと私は強く信じています。

小さい考え方なのかもしれません。
ですが、この価値観を持ち続けられることこそが、私にとって一番の潤いです。

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