壁つなぎが取れないビルの仮設足場工事ならお任せください。

八王子の仮設足場工事会社、吉田建設です。
弊社には、通常の足場が組めない特殊な環境での足場工事のご依頼を頂くことが多くございます。

今回ご案内する、壁つなぎが取れない現場の足場工事もその一つです。

上記は、ガラスウォールで壁つなぎが取れなかった現場

仮設足場工事に不可欠の壁つなぎとは?

壁つなぎとは足場を現場の壁に固定することやその際に使用する道具のことを指します。
設置した足場を建物に連結をして、足場の倒壊や変形を防ぐ目的で使用します。
2012年に埼玉県東松山市、マンションの改修現場で足場が倒壊して保育園児2人が死傷した事故は有名ですが、
その際には足場つなぎがされていなかったことが大きな問題となりました。
足場つなぎは倒壊防止措置として、労働安全衛生規則においても設置が義務付けられているものです。

壁つなぎの原理と使用する場面

原理としては壁の材質や構造によりますが、壁の下地にある木造の柱など鉄筋コンクリートなら鉄骨やコンクリートに穴を開けて、
ネジやアンカーを打ち込むか、溶接をしてそこに壁つなぎを接続しています。

壁つなぎを使う場面は鉄筋コンクリートの現場が多いです。

作業が終わってからはしっかり穴をふさいで、外観に影響がないか確認して補修作業を行います。

壁つなぎの設置基準は

壁つなぎにも設置基準が定められており、労働安全衛生規則570条には、
「一側足場、本足場または張出し足場であるものにあっては、次に定めるところにより、壁つなぎまたは控えを設けること」
と規定があります。

壁つなぎ、もしくは控えの間隔は単管足場の場合は縦に5メートル以下、横に5.5メートル以下となっています。
住宅工事用足場において、足場自体に強度はあまり必要ありませんが、新築工事は足場先行工法として組み上げられることが多いので、足場そのものに自立安定性が求められます。

また建物の構造上、壁つなぎの設置を嫌がられることも多く、敷地が狭くて足場の外側に控を設けることが困難な場合も見受けられます。
その場合は全周を緊結した構造とすることと、厚生労働省のガイドラインにはあります。

壁つなぎの補修方法や後処理のタイミング

最近は、工事の完了後に適切な処理を行い目立たないようにして、あとは取り外さないことも多くなりました。
というのもメンテナンスや修復工事などで足場を再び組むために足場の壁つなぎを残しておくためです。

また足場解体時には足場がある状態で壁つなぎを外すことは、倒壊のリスクもあるので注意しましょう。
外壁職人などと連携をしっかり取り、足場の解体と壁つなぎの補修を進めていきましょう。

ちなみに壁つなぎのために開けた穴を補修する作業を「タッチアップ」と呼びます。

壁つなぎが取れない現場ではどのように仮設足場を設置するのか?

オフィスの壁
オフィスが写真のようなパネルの場合など、壁つなぎが取れない現場があります。

コーキングを剥がして探してみると、前回のアンカーの打ち込み跡があることや、
アンカーを打ち込むことが可能な下地さえ探すことができれば、壁つなぎが取れることもあります。

ただ、ガラスウォールの建物など壁つなぎがどうにも取れない現場もあります。
そういった現場は通常の壁つなぎではない形で足場を固定する必要が出てきます。

吉田建設は壁つなぎが取れない建物も仮設足場施工実績が豊富にあります

弊社では一般的に壁つなぎが取れない現場でも、独自の手法で仮設現場も施工対応可能です。

壁つなぎが取れない現場での弊社の対応一覧

・壁に当てジャッキを行う
・ワイヤーを建物の上から吊るして建物と足場を固定する
・壁つなぎが取れる面の足場と取れない面の足場ワイヤーで固定
・筋交いを多くして補強をする
・アンチに加えて腹起こし(水平つなぎ)を行う
・外柱を組み安定感を出す
・メッシュシートを風の影響を受けないものを使用する

上記の手法を安心できる状況になるまで全て行います。
今まで一度も倒壊や事故を起こしたこともなく、安心してご依頼いただけます。

専属の設計士と強度計算を行い安全な仮設足場を実現

壁つなぎが取れない現場を経験だけで、足場を組むのはリスクが伴います。
弊社では設計士と強度計算を行った上で施工計画を立て足場を組んでおります。

壁つなぎが取れない建物での仮設足場設置例

CASE1 ワイヤーと外柱で安定性を確保

下記は屋上からワイヤーで固定をしています。

ワイヤー足場

ワイヤーだけでは心もとないため、外柱を組み安定感を出しています。

幅広げ足場

CASE2 筋交いと当てジャッキ、屋上からワイヤーで吊るして安定性を確保

この現場はカーテンウォールといって壁一面がガラスなので、壁つなぎを設置することができませんでした。

写真でわかる通り筋交いを多く入れることで強度を保っています。
筋交いは、強度を確保するために柱の間に斜めに交差して取り付けられます。
筋交い以外にもワイヤーを地上から屋上まで通し、壁に当てジャッキを設置しました。
これにより足場が道側に倒壊する恐れもなく、
壁つなぎが取れない現場では建物側にも倒れることがないよう念入りなリスクヘッジをすることができました。

壁つなぎが取れないビルの仮設足場は吉田建設にご依頼ください。

壁つなぎが取れないビルの場合、ゴンドラを使用されるケースもありますが
15階建て以下のビルやマンションであれば、
ゴンドラよりも仮設足場の方が作業場として安定しますし、コスト面でも低く抑えられるケースが多いです。

通常の仮設足場を組めない現場は吉田建設までご相談ください。

吉田建設ってどんな足場屋?少し紹介させてください。

 

 

 

株式会社吉田建設 代表取締役の吉田です。
私たちは、八王子市にある仮設足場工事会社です。
2007年に創業し、現在15名ほどで大型ビルを中心に仮設足場工事を行なっています。

 

 

 

吉田建設の特徴は”高難易度”と”徹底したおもてなし”

吉田建設を端的に説明するなら、高難易度と徹底したおもてなしという言葉で表現できます。
高難易度については今回の記事でご紹介した、壁つなぎが取れない現場や、足場が下から組み上げられない現場、繁華街で危険を伴う現場、狭小地での仮設足場の設置など他所で断られてしまった相談をお受けすることが多いです。

もし、特殊な足場工事で振り先に困っているという場合は、まずはお声掛けください。初めての現場であっても無下に断ることは致しません。まずは出来る方法、手段を考えるところから始めます。

もう一点がおもてなし。
吉田建設にはOMOTENASHIという最高級のお客様サービスに特化した足場チームを用意しているほど、おもてなしを重要視しています。

足場工事は工事の始まりです。ここで現場に住んだり、利用される方が良い印象を持つのか、悪い印象を持つのかは工事全体のイメージを左右します

安全性の確保はもちろんのこと、気持ちの良い挨拶、気遣いに細心の注意を払っています。

 

居住者様、近隣の方々へのご挨拶、安全への配慮は欠かしません。

 

高いサービス力を維持するため社員教育にも力を入れています。弊社スタッフは全てマナー講習を受けております。

 

マナー講習の様子

 

吉田建設は関わる皆様の潤いを追求し続けます。

 

 

かつて吉田建設は、お客様のためと思ってできるだけ安く仕事を請け沢山の現場を回すという仕事の仕方をしておりました。その負担は従業員に押し寄せます。

早く現場を仕上げなきゃいけない。その焦りは仕事の雑さも生みますし、注意力も散漫になるため危険性も高まります。安かろう悪かろうという仕事は発注してくださったお客様のためにも、従業員のためにもならないのです。

会社が皆様に愛され、安心してお仕事を依頼していただけること。それが従業員の働きがいにも繋がり、収入にも繋がります。
従業員が幸せに働ける環境は、技術力やサービスの向上にも繋がり、とても良い循環が生まれていくと考えています。

 

 

正直、足場工事費用は安い会社ではありませんが、一度依頼いただいたお客様からずっと支持をいただき、何かあったらご相談いただく関係を多くの元請様と続けられております。
シンプルな現場であれば弊社より安い会社も沢山ありますのでそちらにご依頼ください。もし困った現場があれば、私たちにご相談ください。

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